京都には、歴史 ・ 文化 ・ 伝統 と,
足を運ぶたびに風雅なモノに逢えます
~ 松井天狗堂の花カルタ ( 花札 ) ~
カルタは、京友禅 (きょうゆうぜん) に使用する染料で
手摺り (てずり) 型染め (かたぞめ) で色を入れ、
裏紙は美濃和紙 (みのわし) を貼り、強固に仕上がります
また、全国の花札 「地方札」 ・ 賭博に使われていた株札など
カルタの歴史と種類に圧巻、熱の入ったカルタ作りの説明に気分も高揚しました
『 手 』 です
絵柄を摺ることから縁の紙貼りまでの全工程を一人でこなす
技ありの ” この手 ” の主は
日本で唯一 の手摺りカルタを作る
松井天狗堂三代目の 松井重夫さん です
その人自身の経歴が刻まれる 『 手 』 は表情も豊かです
精巧な技を繰り出す匠の 『 手 』 は、大きく肉厚で艶々でした
松井さんとの ひととき は貴重な収穫でした
松井天狗堂
京都市下京区東木屋町七条上ル
降幡 洋 (フリハタ ヒロシ)