古き良きかな...!! 日々のこと

皆さんは、凝っているもの、集めているものなんてあったりしますか・・・?

そこに費やす時間は、宝物だったりしませんか?

最近、「一生もの(宝物)集め」に凝り始めた私・・・。

今日は、私の大好きな場所 「京都!!」 で出会った一生もの・・・。

「黄楊櫛(つげぐし)」  紹介します。

つげ櫛とは・・・

有名なところでいうと、お相撲さんの髷(まげ)を結う床山が使う櫛ですが、

髪を結うためだけじゃないんです!!

「梳(と)かす」このワードどこかで聞いたような・・・。

そうです、もう一つは髪を「梳かす」ためのもの・・・

梳櫛(すきぐし)は、歯間隔が狭く、髪、一本一本に櫛が入り一定方向に

梳くことができるため髪本来の艶を出すことができます。

また、歯の当たりが柔らかく頭皮のマッサージ効果も!!

日本以外では、クッションブラシが同じ所以です。

歯がプラスチックのブラシと違い静電気を起こさないため、

どんな髪質の方にも最適です。

相性抜群の椿油に、”どぼん”と漬けて込んで使用することで

切れ毛、枝毛、くせ毛による膨らみ防止にも・・・。

そして、京都でつげ櫛といえば・・・

「十三や」

十三とは・・・くし(九四)どちらも不吉な数字ということで

これを足して、十三という語呂合わせを

店名にしたそうです。

奈良時代から伝わる製法を変わらず守り続けている十三や。

樹齢30年以上の黄楊の木から櫛になるまで、

さらに10年以上もの年月を経て、作られています。

現在は、五代目までに至る老舗(京都は100年たたないと老舗とは言えないそうです)。

宮内庁、ご用達!!最近、話題のパワースポット伊勢神宮にも遷宮(せんぐう)の際に

ここ十三やのつげ櫛が貴重な櫛として奉納されるそうです。

興味のある方には・・・

ここだけの話、十三やには、先々代が作ったヴィンテージが存在するそうです。

10万円近い逸品だとか・・・。

つげ櫛は、使用前と毎月一回、椿油をしっかり浸み込ませることが重要です!!

もしくは、二、三日漬け込んでもかまいません!!

大切に手を加えていくことで、綺麗な飴色(あめいろ)に変わっていくそうです。

ちなみに私が愛用して三ヵ月になるつげ櫛は、こんな感じです。

つげ櫛.jpg

私も、つげ櫛に負けず劣らずいい味を・・・出していきたいですね。

“武田”